こんにちは、台湾ブロガーのCocoです!
「え、台湾って寒いの!?」台湾に住み始めてから、日本の友人たちによく言われる言葉です。日本に住んでいる方は台湾=熱帯だと思われている方が多いのですが、実は台湾にも冬があります。特に台湾北部の台北市、新北市、基隆市に関しては、日本人が思っているよりもずっと寒く、旅行に来て驚かれる方も多いです。今回は台湾在住者の私が台湾の冬について解説します!
台湾北部と南部の気候
まず、台湾は南北に長い島です。台北市がある台湾北部は緯度的に見れば石垣島よりも北に位置しますが、南下して行って北回帰線(北緯23.5度)を超えると亜熱帯気候から熱帯気候に変わります。熱帯気候と言えどもマレーシアやシンガポールのように年間の気温が一定なのではなく、南部にも冬はあります。南部の冬は20度超えの晴れの日が多く、過ごしやすい気候だそうです。ところが北部では11月頃から気温が下がりだし、一番寒い時で1日の最低気温が10度ほどになることもあります。ですので北部では年間3ヶ月ほどは防寒着が必要です。
曇りでジメジメの3ヶ月
私は台北にしか住んだことがないのですが、12月~2月は何年住んでも一番嫌いな季節です。というのも、とにかく太陽が出ません!雨が降っていない時はだいたい曇りで、湿度は毎日80%超え。日本の冬とは全く違い、台湾北部はジメジメした冬なのです。台北に住み始めてから知ったのですが、湿度が高いと空気が重く部屋もジトッとし、15度の日であっても体感温度がぐっと下がりとても寒く感じます。温かいベッドに入ろうにも、布団も若干湿っていて重くて冷たい・・。そんな日が毎日続くので、日本の春のような温度であっても、ものすごく寒く感じます。長期間、ひどい時には1週間以上青空が見えないのも関係しているかもしれませんね。
暖房器具の少なさ
更に寒く感じる原因の1つが、暖房器具の少なさです。夏はクーラーが必須なので台湾ではどの家にもエアコンがついていますが、台湾のエアコンは暖房機能がないものがほとんど。家では別途暖房器具を買う事ができますが、お店やレストラン、公共交通機関では空気を循環するために冬の寒い日でも冷房か送風がオンになっています。私は実際この間寒い日にバスに乗ったら、バス内が冷蔵庫のような寒さで手がかじかんでしまいました。(笑)というわけで、台湾ではいくら外が寒い日でも、カフェなどに逃げ込んで暖を取る事ができません・・。
以上が台北の冬がとても寒い理由です。もちろんホテルも暖房器具があるところが少ないので、2月に旅行に来て「ホテルが寒すぎて風邪を引いた」という話も聞いたことがあります。今後冬に台湾北部に来られる際は、台湾=南国と思わずに、防寒着をしっかり用意して来る事をおすすめします!