台湾散歩で講師としてご活躍中の
Frederic講師
が台湾華語の文法をご紹介!
題して「日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決」シリーズ!
中国語版、日本語版をご用意しております。
まずは中国語版で読んだ後、日本語版で理解度チェック^^
これで読解力もアップ間違いなしです☆
日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決 VOL.4
不論是哪一國的語言,總有一些特別的語法,是其他語言所沒有或是不常使用的。
今天想要介紹的是,華語中很特別又不可或缺的一個字也就是「把」。
這個字很像日語中特有,但其他語言所沒有的助詞,例如:「を」。
請把窗戶關上(指示、命令,出處:視聽華語二P.189~)
首先,看看一個辦公室常見的場景。
一早,山田小姐走進辦公室,覺得空氣不好就把窗戶打開。
過了不久,木村部長走進辦公室,覺得室內有點涼,
因此跟山田小姐說:「請把窗戶關上。」
這裡,木村部長用的是「請把+受詞+動詞」
這時候的「把」可以看成是指示或是命令。
用日語則是「窓を閉めてください」,也就是「指示」或可以說是「有點客氣的命令」形式。
然而,「把」就可以視為「を」了。
我把工作完成了(定指,出處:視聽華語二P.189~)
下班了,山田小姐把一份文件交給木村部長,
同時說到:「我把那件工作完成了。」
部長收下文件以後,山田小姐就收拾東西下班了。
這裡山田小姐表達的是「那件工作」,用的是「主詞(人)+把+受詞+動詞」的形式,
「把」後面的「受詞」是指特定的「那件工作」,換句話說這是「定指」的用法。
以日語來說,就是「私はその仕事を終えました」,同樣的,這個「把」也可以視為「を」。
強風把咖啡打翻了(參考出處:視聽華語二P329練習問題)
山田小姐下班以後,在附近的商店買了一杯咖啡,
走出去時突然刮起一陣強風,把山田小姐的咖啡給打翻了,
這時,山田小姐大叫:「強風把咖啡打翻了。」
這種情形,有被害或是失望的感覺,用日語就是「コーヒーをこぼされた」。
接下來,用另一個例子說明:
山田小姐想起,辦公室還有一罐咖啡,想回去找來喝,回去以後發現咖啡不見了。
這時,她說:「誰把我的咖啡喝掉了?」日語就是「誰が私のコーヒーを飲まされた」。
大家感覺出山田小姐的失望嗎?也就是說,有種被害的感覺。
總結整理
這次介紹的是「把」字句最基本的用法,
但不論哪一種用法,在日語上面都可以視為「を」,
也就是說針對一個東西或人的「名詞」,做一個「動作」或是「處理」。
在日語的文法上,正好就是「名詞を~する」的形式。
「把」在使用上的不同之處,在於說話者的「語氣」,
然後從文脈中判斷是「指示」還是「被害」的感受。
希望這次的內容,能幫助大家理解「把」的基本用法,至於其他的用法,以後有機會我們再介紹。
・ ・ ・
続いては日本語をチェック~!答え合わせです♪
日本人を困らせる台湾華語の文法を3分で解決 VOL.4(日本語)
どの国の言語であっても、他の国の言語には無い、もしくはあまり使わない特別な文法が必ずあると思います。
今日紹介したいのは、華語にしかない、特別で欠かすことの出来ない字、「把」の文法です。
「把」は日本語特有のそして他の国の言語には存在しない助詞「を」に似ています。
請把窗戶關上(指示、命令,出處:視聽華語二P.189~)
窓を閉めてください
まず、よくあるオフィスでの場面を例として説明します。
朝、山田さんはオフィスに入った時に空気が悪いと感じ、すぐに窓を開けました。
やがて、木村部長もオフィスに到着しました。
なんだか少し室内が寒いなと思い、山田さんにこう言いました。
「請把窗戶關上(窓を閉めてください)」
ここで木村部長が使ったのは「請把+目的語+動詞」の形式です。
この時の「把」は「指示・命令」と捉えることができます。
日本語で訳すと「窓を閉めてください」、「指示」もしくは「丁寧な命令文」です。
しかしながら、「把」は「を」のような存在だと見ることもできます。
我把工作完成了(定指,出處:視聽華語二P.189~)
私は仕事を終えました
退勤時間です。山田さんは資料を木村部長に渡すと同時にこう言いました。
「我把那件工作完成了(私はその仕事を終えました)」
部長が資料を受け取った後、山田さんは荷物を片付けて退勤しました。
ここで山田さんが表現(強調)したいのは「那件工作(その仕事)」です。
使用したのは「主語(人)+把+目的語+動詞」という形式です。
「把」の後ろにある「目的語」は特定された「その仕事」です。
いわゆるこれは「指定する」使い方です。
日本語で訳すと「私はその仕事を終えました」、同じく、こちらの「把」も「を」と見ることが出来ます。
強風把咖啡打翻了(參考出處:視聽華語二P329練習問題)
強風にコーヒーをこぼされた
山田さんは退勤した後、近所のコンビニでコーヒーを買いました。
店を出た瞬間、強い風が吹いてきて、山田さんが手に持っているコーヒーはこぼれてしまいました。
この時、山田さんは大声で叫びました。
「強風把咖啡打翻了(強風にコーヒーをこぼされた)」
この状況には、被害と絶望を感じます。日本語で訳すと「コーヒーをこぼされた」。
続けて、もう一つ別の例を使って説明します。
山田さんはオフィスに缶コーヒーがまだ一本があることを思い出したので、取りに行って飲もうと思いました。
しかし、オフィスに戻った後、コーヒーがないことに気付きます。
この時、彼女はこう言いました。
「誰把我的咖啡喝掉了?(誰が私のコーヒーを飲んだの?)」
日本語で訳すと「誰が私のコーヒーを飲んだの?」
みなさん、山田さんのがっかりした気持ちを感じましたか?
つまり、ここでの「把」は「被害」
を意味します。
まとめ
今回は「把」の一番基本的な使い方を紹介しました。
どの使い方でも、日本語では「を」に置き換えることが出来ます。
すなわち、物や人などの「名詞」を使って「行動」や「処理」をすることを表します。
ちょうど日本語の文法、「<名詞>を~する」の形です。
「把」を使用する上で変わってくるのは、話し手の「語気(話し方)」のみです。
ですので文脈から「指示」の気持ちなのか、それとも「被害」を受けた気持ちなのかを判断します。
今回の内容が、みなさんが「把」の使い方を理解する手助けになっていることを願っています。
もし機会があれば、他の使い方も紹介したいと思っています。では、またお会いしましょう。