こんにちは!台湾華語スタッフ、台北育ちのジェニファーです。
今日は台湾華語って何?についてお話しします。
台湾華語って?
台湾華語とは、現代の台湾で広く話されている、中国語(北京語)が台湾で変化して定着した言葉です。
1949年10月、中華人民共和国の成立により、中国本土では中華民国の公用語である「国語」から、「普通話」(現在の公用語)への整備が進みました。
大陸を去り台湾へ移った中華民国によって、台湾では「国語」の普及が行われ、その国語をベースとして、台湾にもともと存在した多種多様な民族の言葉や、歴史上台湾で話されていた特有の語彙などが混じりあって生まれた言葉を、今では国語と分けて「台湾華語」と呼び、台湾の実質公用語として使っています。
台湾語とは違うの?
台湾語は、もともとは福建省南部で話される言葉の方言で、17世紀終わりから19世紀終わりにかけて台湾へ移住した漢民族によりもたらされた言葉と言われていて、今でも年配の方や、台湾の南の地域でよく使われています。
台湾華語と台湾語は、日本語でいうと関東弁と関西弁のような違いで、新しい台湾華語は台湾語の影響も受けているそうです。
「台湾語」という名前がまるで公用語のように聞こえるので、現在は別の名前で呼ぶ動きもあります。
台湾華語は中国でも通じる?
通じます!
発音の違い(台湾華語は、あまり巻き舌を使わないなど)や、使うボキャブラリーの違い(例えば「大丈夫です」は中国大陸では「沒事兒」と言いますが、台湾では「沒關係」と言います)はありますが、お互い理解できます。
台湾華語には、「・・・よ」や「・・・ね」という語尾に特徴があるので、中国大陸出身の友達と話すと、「優しい話し方に聞こえるね」とよく言われます(笑)
台湾華語もピンインで練習できる?
台湾散歩の先生はみんなピンインにも対応していますが、台湾では本当はピンインを使わず、「ポボモフォ」と呼ばれる「注音符号」(ちゅういんふごう)を使います。
例えば、「我」(私)=「ㄨˉㄛv」←これが注音符号です。
覚えるのはちょっと大変かもしれないですが、台湾散歩では、生徒さんの希望に合わせて、ピンインか、注音符号での発音練習ができるので安心してくださいね!
台湾華語って何?のまとめ
台湾華語は、今の台湾で一番話されている言葉です。
文字は「繁体字」を使います。日本の漢字と似ているので覚えやすいと思います。
文字だけではなく、日本語に似た発音の言葉もたくさんあるので面白いですよ!
台湾散歩では、わかりやすいテキストと経験豊かな先生たちが、生徒さん皆様のレベルと目標に応じてレッスンします。
一緒に台湾華語をがんばりましょう!